第三回日本文藝アートコンペティション
審査結果
最優秀作 賞金10万円授与
【アーティスト名】
U-ku【作品名】
haze scenery【作者Webサイト・SNS】
https://www.instagram.com/ukuwatercolor/【作品についてのコメント】
所在なく気の赴くまま色を広げ重ねた後、自分が美しいと感じる部分だけを銀箔で囲み切り取り、その他の場所は上から白を塗り重ねました。
世間の誰もが綺麗な面だけを他人に見せようとするにも関わらず、隠された思惑や魂胆が見えてきてしまいます。
ふとした瞬間に、本当に見たいものが霞んでしまう景色に囲まれている感覚に襲われ、それを視覚化したくてこの作品を制作しました。
奨励賞4作品
賞金1万円授与
【アーティスト名】
前田葉月
【作品名】
素顔
【作者Webサイト・SNS】
https://www.instagram.com/hashas_oilpainting/
【作品についてのコメント】
化粧を落とすその瞬間、本来の素顔に出会うことができる。
どのような外見で生きるのかを選ぶのは、個人の自由であるはずだ。
しかし、現代に生きる女性たちは、社会から化粧をすることを強要されている。
取り繕わず無防備な姿でいられるのはプライベートな空間だけだ。
“化粧”という名の一種の“仮面”を外した瞬間、本来の自分に戻ることができるような気がする。
全ての女性は個性的で唯一無二な美しさを持っていることに気づいて欲しい。
【アーティスト名】
五位野 昌也
【作品名】
白を知る
【作者Webサイト・SNS】
https://www.instagram.com/noigoma_sui/
【作品についてのコメント】
人の心は細くなり
疑心暗鬼となる
水面に映る姿は
本来の自分の姿
小さな体にあたる
陽の光は
白く
その白さは
本来の自分を
気づかせてくれる
【アーティスト名】
何承霖
【作品名】
一躍
【作者Webサイト・SNS】
https://www.instagram.com/hechenglin_art/
【作品についてのコメント】
私は作品を通じて自分の未来に対する一种の恐怖を表したい。
私は生まれてから一条の死への道を歩んでいる。
マルティン·ハイデッガー が『時間と存在』で記述したように死へ向かう存在である。
私は生まれながらに孤独な存在として、一歩一歩前の探求し、死に向かっている。
そして、私にできるのはゴールにたどり着くまでに何かを残し続けることだけで、
それは私がこの世界に存在していたことを証明している。
【アーティスト名】
Ray
【作品名】
融合
【作者Webサイト・SNS】
https://www.instagram.com/ray_0509_2014/
【作品についてのコメント】
この世の中は相反する物が満ち溢れている。
隠と陽、正と悪、光と影のような。
二極の物が小競り合い、お互いを牽制し合うけれど、
それで世の中は丸く収まり回り続けているような気がする。
そんな私から見えた世の中の様を、普段絵を描く時に用いる線と丸で描きました